本日は、東京自治研究センターの月例フォーラムに出席しました。
今回は、2024年度東京都予算案について、東京都財務局主計部財政担当課長から説明を受けました。
2024年度予算は、コロナウイルス感染症の5類移行後の新たなステージを見据え、大規模災害への備え、持続可能な都市への変革、国際競争力の強化など都市力を磨き抜く大胆な施策を積極的に展開していく方針とのこと。
「ダイバーシティ」、「セーフシティ」、「スマートシティ」の3つのシティの実現を「未来の東京」戦略に据え、「Children」、「Choju」、「Community」の3つの「C」の視点から取り組みを進めていくとのこと。
歳入では、一般会計予算規模は8兆4530億円で、都税収入は前年比3%増の6兆3865億円となっており、歳出における経常経費は5兆2983億円、投資的経費は1兆719億円、公債費が3238億円となっていて、歳入歳出ともに過去最大規模とのこと。
少子高齢化対策や学校教育の充実、警察・消防活動などに多くの予算が配分されていて、「福祉と保健」へ関わるものが大きく増加しています。
また、地方法人課税の見直しの影響額は1兆3237億円となっており、東京都にしてみれば由々しき事態となっているとの報告がなされ、その影響の大きさは計り知れません。
細かな施策に目を向けると子どもや女性、障がい者など、「人」に向けた支援の拡充が多く見受けられ、現状に合わせた手直しがなされている感じでした。
当たり前ですが、都の予算は、新宿区にも大きな影響があります。
都の方針や狙いを知ることが重要で、とてもためになる学習会でした。
これから区の予算説明や審議が始まりますが、都の方針や予算を参考にしながら、そちらもしっかりと取り組んでいきたいと思います。
ちなみに、この予算書は小池知事の会見同様に横文字がふんだんに使われており、個人的な感想としては、ストンと落ちない部分があり、煙にまかれているような気分になりました。