本日10時から、文教子ども家庭委員会の管内視察で「大久保図書館」と「中町図書館」を見てきました。
大久保地域は、住民の約3割が外国人であり、そうした地域柄から「大久保図書館」では多文化共生のためのサービスに力を入れています。
英語はもとより中国語や韓国語を使うことのできるスタッフを配置し、図書館だよりなどの案内をそれぞれの言葉に翻訳し、用意しています。
また、そうした案内以外でも暮らしにまつわる文書も置き、外国人の生活サポートにも協力しています。
毎週行われる子ども向けの朗読会「おはなし会」では、外国絵本(アラビア語、タガログ語、アムハラ語など)が用いられ、親子文化交流や相互理解の一助となっているとのこと。
多文化図書コーナーでは、様々な国の本が並んでいました。
次に、「中町図書館」を視察しました。
ここは、区内で一番小さな図書館で、コンパクトな図書館ならでは温かさが売りとなっています。
地域資料のコーナーが設置され、地域に根づいた運営がなされていました。
この図書館は、こども園が併設されているからか、毎水曜日は「赤ちゃんタイム」が設けられ、少々騒がしくなることも他の利用者には目をつむってもらい、読み聞かせを体験してもらっています。
どちらにも、地域性に合ったそれぞれ魅力のある取り組みがなされており、地域に愛される図書館となっていることが覗えました。
図書館業務で、電子書籍の取り扱いが話題となっていますが、そちらの方もしっかりと議会で議論を進めていきたいと思います。