終活ノート
「ひとり死、支え合うために。単身高齢社会・常盤平団地・終活ノート」
何気なくテレビを点けたら、NHKでこんな番組をやっていました。
「孤独死」という耳慣れた呼称ではなく「ひとり死」です。
昨年、二度も死にかけた人間としては、見逃すわけにはいかないとテレビの前に座り込みました。
内容は、素晴らしい訪問医療システム等、羨ましい情報が満載でしたが、要するに「自宅で死ぬか、病院で死ぬか」の問題でした。
私は、一度目はバスタブの中で三日間、生死の境をさ迷い、二度目はわずか30センチの段差を踏みはずして落下し、腰骨を砕いて動けなくなり二日間、板の間に倒れていました。
こんな経験から「死ぬなら病院のベッドの上で」と思うのですが、テレビに出てきた方は「住みなれた自宅で」とおっしゃる方が多かったので意外でした。
私は25年前から、一人暮らしですが、歩いて15分以内に生家があります。
何かあれば、妹が来てくれますが、元気なようでも、もう70歳を過ぎようとしているのを知っているので、むやみに呼び出すのもはばかられます。
医療は受けられなくても、せめて見守る目がある特別養護老人ホームに入所できたらと思いました。
しかし、新宿区内には全く空床がなく、どこの施設も待機者が百人を超えています。絶望的になりました。
そんな時に私は、区営住宅の抽選に当選したのです。
今までに何度も応募しても落選ばかりで、それでも諦めずに年に二回の募集には欠かさず応募し続けてきたのです。
当選した高齢単身者向け住宅・シルバーピア「オーノハイツ」は現住所と目と鼻の先にあります。
2月10日に連帯保証人(もちろん妹)と一緒に「オーノハイツを見学し、説明を受けることになりました。
落ち着いたら、常盤平団地に倣って「終活ノート」をつけ始めようかと思っております。
追伸、ご承知の通り、昨年の選挙で海江田さんが議席を失いました。
「民主党は何をしているのだ」とのお叱りを多くの方から頂きました。
返す言葉もありません。
しかし、民主党の灯を新宿から消すわけにはいきません。
私も地域で裕次郎をしっかり支えます。
どうぞ今後も海江田さん共々、よろしくお願いします。