近年、母親が働いている児童が増えたため、放課後スクールなどの需要が増えている。
学童へ入りたくても定員が一杯で待機児童となっているのも大きな原因だ。
そうした中、少しでも状況を改善させようと、東久留米市の大学では、NPO法人と連携して、午後7時まで児童を預かる放課後スクールを開いた。
ここでは、放課後の児童と市民先生を結び付け、体験重視の取り組みを図っている。
ピアノやサッカー、料理や大工など、地域の工務店やパティシエの方々など、ボランティアの市民先生を招いてのカリキュラムはバラエティーに富んでいる。
「安心して預けられる上に、色々な分野で活躍する講師に学ぶことができるのは子どもにとって貴重な経験です。」
と保護者からも好評とのこと。
子どもために何かしたいと思っている大人はたくさんいる。
ほとんどの保護者は、安心して子どもが預けられ、豊かな経験をさせたいと思っている。
そうした方々のマッチアップを図り、子どもたちに様々な世代と交流させて、他者や社会との係りを身に着ける場の提供は、非常に効果のある取り組みと考える。
新宿区も大学やNPOとの連携を一層強めていく必要がある。