昨日は、新宿区議会の超党派による「ヘイトスピーチ問題学習会」が開かれました。
これまでも議会で独自のヘイトスピーチ対策の必要性を訴えてきましたが、ここにきてヘイトスピーチの回数が増えてきていることから、改めて状況把握と課題整理の意味もこめての開催です。
議員だけではなく、各種団体や個人参加の方々が80名を超え、会場は満員となりました。
講師は、この問題の第一人者でもある弁義士の師岡康子さんにお越しいただき、「ヘイトスピーチ解消法と人種差別撤廃条例」について分かりやすく説明してもらいました。
「ヘイトスピーチ解消法は理念法であるため、抑止力を欠く。」
「国連の指摘を受けているのだから、国も自治体も人種差別撤廃条約に沿った法律なり条例を整える必要がある。」
など、義務を果たす必要が説かれ、法や条例のあり方が論じられました。
また、大阪や川崎市での条例を例に挙げ、課題や問題点を分かりやすく教えてもらいました。
参加者からも忌憚のない意見も出て、非常の活気のある学習会となりました。
こうした意見交換や問題意識の共有を進めながら、新宿区がどのようにヘイトスピーチと向き合っていくのか、取り組みを考えていきたいと思います。