中村彝生誕130年記念

2017年07月03日

  昨日の夜は、都議会議員選挙の結果をTVで見ながら、緑の嵐の凄まじさに目を丸くしていました。   日本新党結党直後や政権交代につながる民主党の大勝など、これまで大きな風が吹いた時も間近で見てきましたが、それ以上の衝撃です。   私たち民進党は、何とか5議席を確保し、「良く踏ん張った」とみる向きもあるようですが、議席を減らしたので負けは負けです。   片や堂々の49議席ですので、情けないやら恥ずかしいやら…。   共謀罪の強行採決、かけ・もり疑惑、防衛相の問題発言、魔の2回生の問題の数々など、国民の怒りがこの都議選で破裂し、その受け皿として都民ファーストが選ばれたものと考えます。   「自民にはきついお灸をすえたいが小池さんの政策もまだはっきりしないので不安だ」という方もいらっしゃったと思いますが、そこは共産党がすくいとり議席を増やす中、我々は舞台にものぼらせてもらえない有り様。   しっかり反省し、次に向けて検証できなければ、民進党の存続も危ういものと思います。   いずれにしても、天井なしに膨らんだオリンピック・パラリンピック予算の始末や豊洲・築地市場移転の対応、待機児童対策、高齢者福祉政策など、都は多くの問題を抱えており、議会が知事と馴れ合うことなく、存在意義であるチェック機能をしっかり果たしていくことに期待したいと思います。   新宿では、議席奪取にいたりませんでしたが、民進党に頂きましたご期待に心から感謝を申し上げます。     本日は、中村彝アトリエ記念館にて、「中村彝生誕130年記念 ガーデンカフェ」に出席しました。   中村彝(つね)は大正期に活躍した洋画家で、大正5年(1916)、新宿区下落合にアトリエを新築しました。   この下落合に残る彝のアトリエを復元・整備し、新宿区は中村彝アトリエ記念館として公開しています。   オープンセレモニーでは、中村彝にまつわる皆さんが来賓でお越しになっており、挨拶にて様々なお話を聴かせて下さいました。   炎天下でしたが、多くの皆さんが集まっており、地域でも愛されている施設の一つと分かります。   アトリエでは、床や天井、壁の腰板など、大正5年当時の建築部材を利用して復元しています。   室内には彝の使用したイーゼルや家具・調度品(複製)を展示しています。   他に、当時の彝の生活を窺い知ることのできる居間や展示室もあります。   まだお越しでない方がいらっしゃれば、是非いかがでしょうか。    

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