埼玉ベビーシッター事件から4か月が経つ。
事件を機に、子どもの預け先に注目が集まり、様々な議論がおきた。
働き方が多様化し、不定期や深夜に働く親が増える中、夜間や泊りがけの保育など、公的なサービスを広げる必要性が高まっている。
特に新宿区では、飲食業に勤める人だけでなく、ホテルや病院などで働く人も多く、そのニーズは他区よりも多い。
児童養護施設などで、子どもを深夜まで預かる「トワイライトステイ」、宿泊付の「ショートステイ」も実施されているが、預かれる人数が少なかったり、数日前の予約が必要だったりと、条件や制約がハードルになっている。
無理のない金額で、安心して預けられる場所を整備していくことが喫緊の課題だが、情報提供の方法にも改善の余地がある。
親が保育や育児の情報を探す時は、インターネットを利用するのが一般的だ。
自治体は、利用者の視点で、そうした情報を見つけやすいホームページを作るなど、十分な対策を講じるべきだと考える。