15日から二泊三日で、福祉健康委員会の行政視察に行ってきました。
15日は、9時半東京駅発で香川県坂出市へ向かいました。
電車で揺られ、駅弁で昼食を済ませ、初めて渡る瀬戸大橋に興奮し、約5時間、やっと坂出市役所に到着です。
ここでは、「認知症初期集中支援チームの取り組みについて」ご教示いただきました。
認知症チェックシートでの早期発見や認知症サポーター講座などの強化で、認知症が重度化する前に、何とか対応しようと取り組んでいます。
「家庭、行政、医療、介護がしっかりと連携し、必ずどの部署かで対処する」、留まることのないように繋ぐことに力を入れていました。
良くできたチェックシートでしたので、参考にもらってきました。
この日は、最後に瀬戸大橋の下で集合写真を撮って終了です。
せっかくのうどん県での視察でしたが、うどんにありつけなかったのがちょっと残念でした。
16日は、瀬戸大橋を渡って兵庫県明石市へ。
ここでは、「高齢者のひとり暮らし助成制度について」と「徘徊高齢者発見システムについて」の取り組みを聞きました。
安否確認や緊急通報など、ひとり暮らし高齢者が安心して住める取り組みがなされていました。
スマートフォンなど活用し、市民協力者にも情報がまわり、警察、行政と共に徘徊高齢者を捜索します。
個人情報など難しい課題をクリアしての先進的な取り組みです。
次に、大阪府堺市に向かいました。
さすが政令指定都市、役所がとても立派な建物です。
ここでは、「自殺対策強化プランについて」学ばせてもらいました。
ゲートキーパー養成やうつ病などの精神疾患への対応を強化し、自殺防止を図っています。
特化しているのは、自殺未遂の方々へのケアで、再度の自殺を防ぐ取り組みに力を入れているのは、全国でも珍しいことです。
また、自殺を「人権の問題」として捉える視点には、新たな気づきやうなずけることも多く、大変勉強になりました。
鉄路による強行軍で少々大変でしたが、とても勉強になった3日間でした。
お世話になった関係機関の皆さんに心から御礼申し上げます。