本日は、四谷区民ホールで催された「女性をはじめ配慮を要する方の視点で避難所運営を考えるシンポジウム」に参加しました。
「なぜ避難所運営を考えるうえで女性をはじめ配慮を要する方の視点が大切なのか?」とのことから災害への備えなどが報告され、議論がなされました。
まず、工学院大学の村上教授から、これまでの取組報告として、「新宿区女性をはじめ配慮を要する方の視点でのワークショップ」レポートの説明がありました。
ワークショップでは、女性、子ども、高齢者、障害者などの視点からスタートし、新宿区では外国人も入れなければと、この5年間で毎年アップデートが図られてきました。
レポートでの推移を読むだけでもとても勉強になります。
続いて、減災の男女共同参画研修推進センターの浅野幸子代表の「地域の防災力とその質を高める女性&多様性の視点」講演を聴きました。
災害時に想定される状況とそれに合わせた備えや対応が必要との話から、これまでの災害で被災者が直面してきた課題が説明され、社会的な構造を理解した上で女性の視点が課題解決に欠かせないことが語られました。
そうした点から掘り下げて、女性の困難の例や要配慮者の人が置かれがちな状況、外国人や性的マイノリティなど多様性への配慮などについて解説がなされました。
様々な課題に対応するためには、多様な状況を上手に活用する必要があり、それは常日頃からの意識改革が重要とのこと。
また、具体的なケースでの対策などの話はとても勉強になりました。
改めて、防災における女性など多様性の視点が重要であることを考えさせられる機会となりました。