第86回メーデー中央大会が、代々木公園で開かれ、参加してきました。
「成果に応じて賃金を支払う新制度(残業代ゼロ)」
を導入する労働基準法の改悪などが国会に提出される中、とても多くの方が意識を一つに集まり、労働法制の「改悪阻止」を訴えていました。
連合の古賀伸明会長は、労働基準法改正の改悪について
「全く理解できない。長時間労働をさらに助長しかねない。」
と批判し、労働者派遣法の改悪にも断固反対とし、
「労働者保護ルール改悪の流れにストップをかけないといけない。」
と訴えていました。
民主党の枝野幸男幹事長は
「働く人を使い捨てにし、どうやって社会や経済を支えるのか。格差は開いていくばかりだ。」
と政府の姿勢を批判しました。
式典の最後には、「格差是正」などを訴えたメーデー宣言を参加者全員で採択しました。
自殺者が年間に3万人近くもいる。
若者たちは将来に不安を抱え、子どもを産み育てることをあきらめる。
残業代ゼロ、生涯低賃金の派遣社員などの仕組みが、日本の社会や将来世代にどんな影響を与えるのか。
ワーキング・プア層は7年連続で増え続け、正規労働者が減少する一方、非正規労働者の増加に歯止めがかかりません。
さらには子供の貧困率も過去最悪となり、生活者全体に格差が拡大しています。
働く人の暮らしを危うくする労働者保護ルールの改悪を食い止めるのに全力を尽くします。
採択後、各ブースをまわり、販売する焼きそばなどに舌鼓。
ご支援くださった方々にも多く会えました。
暖かい日となりましたので、ビールの一杯でも飲みたかったのですが、午後は当選報告のため人に会ったりするので我慢しました。
気を引き締めて、「働く人の生活を守るため」粉骨砕身働いて参ります。