空き家活用「高齢者向けシェアハウス」

2015年04月09日

house_boroboro[1] 地価の高い都市部では、介護施設の創設・増設は難しく、要介護となっても安心して暮らせる「住まい」の整備が大きな課題となっている。   また、都市部には孤立や貧困などの問題を抱える高齢者も多く、在宅での介護生活が困難になりがちだ。   アパートの家主は家賃滞納や孤独死を心配して、敬遠しがちなのが現状とのこと。   最近では、低所得や単身の高齢者が民間アパートに入居できるよう、家賃支払いの保証や安否確認など生活支援をするNPOなどもあり、地域で暮らし続けたい高齢者の希望の光となっている。   空き家を活用し、生活支援サービスと組み合わせ、高齢者向け住宅「シェアハウス」として活用する試みが盛んに行われている。   支援を受ける人同士の交流や互いに見守り助け合う仕組みが効果的なのだが、建築基準法など普及には課題が多い。   在宅生活を支えるサービスの不足が施設への依存につながっているのだが、住まいを基盤として、介護や医療、生活支援がしっかり提供されれば、解決へ大きく近づくものと考える。   多様な人材がいることなど、都市部の強みを発揮した仕組み作りを進めるべきだ。    

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