本日は、10時から決算特別委員会が開かれました。
昨日に引き続き、一般会計の款・項別の質疑です。
第10款教育費の質疑からスタートとなりました。
私からは「コロナ禍における外国籍児童の教育支援について」、質問しました。<以下、全文掲載>
「コロナ禍における外国籍児童の教育支援について」
○外国籍児童の教育支援等ということで予算が執行されています。外国にルーツを持つ子どものオンライン学習支援について伺います。NPO法人「青少年自立援助センター」は外国出身の親を持つ子どもを対象としたオンラインの学習教室を運営してきました。新型コロナウイルスの感染拡大で学校が休校になった際は、平日の午前中にスクールを無料で開放し、そうした子ども達への日本語の指導や学習支援をしていることが話題となりました。外国にルーツを持つ子どもたちの支援として、ボランティアによる日本語教室などもありますが、多くの団体が感染防止のために活動を縮小、あるいは休止しています。
新宿区では、「日本語国際学級指導計画」に沿って、日本語指導も含め、学習指導をきめ細かく行い、転入、編入において、外国籍の児童・生徒が教育における不利益を受けないよう努めています。また、教育センター内に設置されている国際理解室では、外国から編転入する幼稚園児、児童・生徒が学校に行く前に、学校文化や日本語を指導して、編転入の円滑化を図っています。
そこで伺いますが、区はこうした教室などでもオンライン化を進め、学びの平等性を担保するとの見解ですが、どのような仕様で学習支援が行われるのか、区の取り組みをお聞きします。
○先日、埼玉県が行なった調査では、休校中に日本語指導が必要な子がいる学校のうち、その子の日本語の力に応じた指導教材を使用できたとする割合は、小学校が24%、中学校が23%にとどまりました。
そうした結果から導かれる答えは、こうした外国にルーツを持つ子どものオンライン学習支援における指導教材の選択は難しいということです。そこで伺いますが、どのような指導教材での学習支援をお考えか、お聞かせ下さい。
○こうした外国にルーツを持つ子どもの学習支援においては、ドリルのような形式では理解が進まない恐れがありますが、双方向によるオンライン授業など取り組みを進めていくことが必要と考えますが、ご見解を伺います。
○指導方法など、先ほど紹介しました「青少年自立援助センター」など、一定の効果をあげているとされるNPOなどに学ぶべき部分があると考えますが、協力を求める、あるいは指南を仰ぐというお考えはおありか、ご見解を伺います。
○現在の状況を検証し、どのような課題や改善点が浮かび上がったのか、今後の展開、展望についてお伺いします。
他には、「コロナ禍におけるICTによる学習支援と格差について」などの質問が出ていました。
続いて、第11款公債費、第12款諸支出金、第13款予備費についての質疑も順調に進み、一般会計の款項別の質疑が無事に終了。
続いて、国民健康保険・介護保険・後期高齢者医療の3特別会計の歳入・歳出についての質疑となりました。
こちらも予定通りに進み、珍しく残業なしでの17時を前に散会です。
明日は、決算委員会の最終日(10/1)、私はしめくくり質疑を担当しますが、款項別からこちらに回したものもあり、時間が足りないことが予想されます。
効率よく、肝になる部分をしっかり押さえた質問を心がけていきたいと思います。
ちなみに、私のしめくくり質疑は10月1日10時26分~11時05分まで39分間。
しっかりとクローザーの役割を果たすことができるよう頑張ります。
インターネット中継もなされますので、お時間ある方はぜひご覧ください。
<新宿区議会・インターネット中継>
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/shinjuku/WebView/rd/council_1.html?referrer=http%3A%2F%2Fwww.city.shinjuku.lg.jp%2Fkusei%2Ffile08_00023.html