本日は、10時から全員協議会が開かれました。
新型コロナウイルス感染症対策として、様々な所管で使用するマスクや消毒液などの購入のため、補正予算が組まれ、議案が追加されました。
議案の説明を受け、質疑をした後に散会。
続いて、議会運営委員会が開かれました。
追加議案の取扱いと手順について確認がなされました。
本日が、第二回定例会の最終日となるので、議案審査などを速やかに行わなければなりません。
14時からの本会議にて、これらの議案が改めて委員会にかけられたため、本会議開会→議案付託→本会議休憩→委員会→議会運営委員会→本会議再開(採決)とバタバタした日程となりました。
今回の議案審査では、私たち立憲民主党・無所属クラブとしては、「新宿区立高齢者いこいの家条例を廃止する条例」については、来年10月と、約1年3か月先に廃止される施設に関する条例案が「なぜ?これほど早期に諮られるのか。」との問いに、「納得のいく回答が得られなかった」として反対いたしました。
利用者や地域住民から「廃止反対」を訴える多くの署名を携えた陳情が提出されたことも踏まえますと、解体の予算組や廃止の条例化を焦る必要はなく、利用者や地域住民と十分な議論を尽くすべきと考えました。
ただし、「令和2年度新宿区一般会計補正予算」において、新宿区立高齢者いこいの家「清風園」の解体設計等委託に関わる予算960万円が計上されていましたが、この補正予算では新型コロナウイルス感染症対策など喫緊の課題解決に係わるものも多く、これらに反対して緊急の施策を遅らせるべきではないと判断し、賛成としました。
この補正予算の賛成討論で、私が登壇しました。
全文は以下に掲載。
全ての議案処理を終え、17時過ぎに本会議は散会となり、第2回定例会は無事に終了となりました。
<「令和2年度新宿区一般会計補正予算」賛成討論>
第41号議案「令和2年度新宿区一般会計補正予算」について、賛成討論を行います。
この度の第41号議案「令和2年度新宿区一般会計補正予算」において、新宿区立高齢者いこいの家「清風園」の解体設計等委託に関わる予算960万円が計上されております。
私たち立憲民主党・無所属クラブは、今定例会にかかった第49号議案「新宿区立高齢者いこいの家条例を廃止する条例」については、来年10月と、約1年3か月先に廃止される施設に関する条例案が「なぜ?これほど早期に諮られるのか。」との問いに、「納得のいく回答が得られなかった」として反対いたしました。
利用者や地域住民から「廃止反対」を訴える多くの署名を携えた陳情が提出されたことも踏まえますと、解体の予算組や廃止の条例化を焦る必要はなく、利用者や地域住民と十分な議論を尽くすべきと考えました。
また、私たちは以前から「公共施設等総合管理計画の下で、個別の施設の廃止、または用途転用という計画が立てば、当然利用者や地域の方々が関わっていることから、かなりの抵抗が予想されるが、そういった状況を想定して、どのような議論の進め方をしていくのか」と質して参りました。
その際は、「行政の考える方針と、当然、地域の方の需要というものを総合的に考えて、なおかつ丁寧に御理解を得ながら進めていきたい。」とお答え頂いておりましたが、今回の「清風園」での手順や手続きを見ていますと、新宿区が、その答弁とは裏腹に、地域住民の納得を得るためのプロセスを放棄しているのではないかと感じざるを得ません。
また、この解体設計等委託に関する補正予算について、「なぜ?壊す設計に1年以上かかるのか?」との質問に、担当所管は「斜面地により時間がかかる。」との回答ですが、具体的な状況やデータは示されることもなく、これだけでは納得のできる説明とは到底言えません。
「清風園」の利用者や地域住民、署名に思いを込めた多くの方々に、まさに「丁寧にご理解を得ながら進めていく」ことが求められているのは誰の目から見ても明らかです。
また、障がい者団体の皆様が長年切望し、また新宿区が跡地に建設予定と説明している障がい者グループホームについて、このままでは、その必要性と立地の意義が地域住民に共有されず、将来地域に愛される施設に育たない恐れもなしとしません。この意味でも、十分な時間をかけて、丁寧に議論を進めることが適切かつ不可欠な手順と考えます。
こうした点での区の矛盾については強く指摘を致しますが、この補正予算では新型コロナウイルス感染症対策など喫緊の課題解決に係わるものも多く、これらに反対して緊急の施策を遅らせるべきではないと判断しました。
繰り返しとなりますが、地域の声に十分に耳を傾け、住民の側に立ち、適切な措置を講じていただくことをお願いいたしまして、第41号議案「令和2年度新宿区一般会計補正予算」に対する賛成の討論といたします。