昨日は9時半から、会派のメンバー全員で質問について議論しました。
「この質問の着地点が分からない」「具体的な数字を示さないと総論で答弁される」など侃々諤々。
断続的に会議が行われ、質問ができあがっていく様に、インターン生は興味津々のようでした。
11時半からは議会運営委員会が開かれました。
日程と議案が示され、全委員がこれを承認。
議事も無事に進行し、程なく散会となりました。
午後は、インターン生の前田さんと政策作成の作業です。
どうやら児童虐待にスポットを当てて、政策について研究を進めているようです。
彼らの発表に、乞うご期待です。
本日は、東京自治研究センター「財政学校」に出席です。
こちらも予算時期に行われる毎年恒例の学習会ですが、中身がハードで毎回頭から煙を出しながらの受講です。
第一講は、町田専修大教授の「国家予算案-全世代型社会保障への転換と防衛関係費の増額-」
第二講は、自治総研の飛田氏「東京都税制調査会答申から考える」
第三講は、自治研センターの宮本氏「令和2年度東京都予算案とオリンピック後の東京の課題」
第四講は、自治研センターの佐藤氏「2020年度特別区予算をめぐって」
第五講は、自治研センターの木下氏「2019市町村予算の課題」
といった講演が、今回のラインナップです。
どの講も集中して聴いていないとすぐにチンプンカンプンになってしまうので、気を抜いてはいられません。
第一講では、現在の楽観的な政府経済見通しと消費増税からの歳出増加などについて、様々なデータをもとに解説がありました。
そうした流れから、国債発行増額や無理な財政再建計画についても触れられ、歳出の本来のあり方が論じられました。
第二講では、まず答申の全体像やこれまでの会議のテーマなどについて説明がありました。
東京一極集中の是正やスーパーシティ構想について、地方創生などの観点からの国の方針が解説されました。
第三講は、都の予算の概要と歳入・歳出の特徴が説明されました。
「都知事選にらみ」、「オリンピックしばり」だとの分かりやすい説明に私も納得。
5G、羽田新飛行ルート、カジノと東京にまつわる話やこれから知事からだされるであろう長期計画について、予測も含めて課題や問題点が語られ、まとめられました。
第四講では、まず特別区民税と人口の推移について、ここ10年のデータを基に説明があり、財政調整交付金における都の言い分が解説されました。
扶助費や民生費の増加、各区の傾向などが示され、そもそもの交付金のあり方が論じられました。
最後に、ふるさと納税や法人住民税の一部国税化の影響についても語られ、今後の予測と併せて話されました。
改めて、経常収支比率の捉え方や財調や基金のあり方について整理することができ、これからの予算審議前にはありがたい講義です。
知恵熱が出そうでしたが、何とかこちらも落ちこぼれずに受講できました。
第五講に入るところで会場を失礼し地元へ。
生家の横、「たぬきの森」と言われていた所で建設が進んでいた老人ホームが完成し、内覧会を開催したので見学してきました。
「たぬきの森」が潰され、長屋型集合住宅が建ち、住民がその違法性に気付き裁判し勝訴。
違法建築物は解体されることなく数年間に及んで放置され、新たな問題となっていました。
いわく付きの土地にもやっとのことで買い手がついて、解体、老人ホーム建設へ。
運営や管理については、引き続き地域住民と交渉がされていくようですが、私の方でもしっかりとチェックをしていきたいと思います。
しかし、「たぬきの森」を公園にしようと地域で基金を募った時から15年余、すったもんだもありましたが、本当に長かった。