病弱特別支援学校の縮小

2014年10月31日

nurse_chusya[1]   病気の子どもへの教育を「病弱教育」と呼ぶ。   病状に合わせた指導内容により、子どもたちが病気と向き合いながら「生きる力」を高めていけるようにする教育だ。   少子化もさることながら、医療技術の進歩により、在宅療養が可能となり、地域の通常学校に通うケースが増え、病弱特別支援学校が縮小の方針だ。   病弱特別支援学校は、直接的な指導のみならず、病弱教育について相談や支援、理解啓発を担い、病弱教育推進の拠点となってきたことから、学校減少に伴い病弱教育の質の低下に不安の声が出ている。   病弱児が、病気に理解のない級友からいじめを受け不登校になったなどの報告がされる中、しっかりと対策を練り、対応できるよう環境を整えておかねばならない。   病弱特別支援学校を縮小するならば、それに代わる機能を通常学校にも用意するなど、これまでの積み重ねた努力を無駄にしてはならない。    

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