育児休業中に雇用保険から受け取ることができる「育児休業給付金」が増額される見通しだ。
育児休業は、原則として休業前賃金の50%が支給されるが、これを最初の半年に限り67%に引き上げる方針とのこと。
わずか2%足らずしか取得率のない男性の育児休業を引き上げるのが狙いだ。
男性の育児休業をより増やすことが、社会全体で子育てを支援する環境づくりには欠かせない。
また、男性が育休をとることは、女性が社会で活躍する機会が増えることであり、働く女性の精神的な支えとなる効果にも大いに期待できる。
男性が育児休業を取得しなかった理由は、「職場の雰囲気」が多いとのこと。
企業は、それを理解して、休業取得しやすい環境づくりに努めることが大切だ。
夫の家事育児時間が長いほど、第2子以降の出生割合が上がるというデータもある。
少子化対策が喫緊の課題である現在、男性の育児休業も含め、官民で幅広い対策を打ち出さなければない。