高齢者重視の社会保障を子育て重視に切り替えていくことについて、40歳以上で反対の方が多いとの読売新聞のアンケート結果をみた。
今後の生活や医療や介護のことを考えると不安になり、社会保障費などの削減が頭をよぎると、この答えに行き着くのは理解できる。
しかし今一度、社会状況なども考えて、整理してもらいたい。
現在の日本の社会、社会保障などを維持していくには、次世代の支えなしでは持ちこたえられない。
そして、その支える側の数は減少の一途をたどり、急激に負担が増していくことになる。
これに歯止めをかけるためには、次の世代のためにしっかりお金をつかう必要があり、社会全体で子育てを支える意識を広げていくことが肝要だ。
働き方の常識にも変革が必要で、残業が当たり前としてる就労状況や結婚・出産による離職など、様々に改善が求められる。
子育て支援と社会保障は切っても切れない双子の惑星のようなものだ。
これについて、コロンブスの卵のような議論は必要ないと考える。