決算委員会(9/26)

2016年09月26日

IMG_20150919_133904   本日は、10時から決算員会が開かれました。   総括質疑が終わり、款項目別の質疑に入りました。   細かい事案にまで言及しつつ、指摘や要望を一問一答で詰めていく時間となっています。   質問したら翌日の質問作りに取り掛かるといった自転車操業的な作業からも何とか解放され、最終日に行われる締めくくりの質問について考えることができそうです。     本日は、総務費についての質疑でした。   ①コールセンターの活用について   ②「イクボス」研修について   ③防災訓練について   ④大学や駅構内などへの期日前投票所の設置について   、質しました。(以下、全文掲載)       ①コールセンターの活用について 私たちの会派の志田議員が、本年の予算委員会でコールセンターの活用についていくつか質問致しました。その時に「コールセンターは、閉庁時、土日休日も利用可能との御案内にもっと力を入れていかなければいけない。」というお答えがあったと思いますが、その後どのような取り組みをしましたか。 また、休日など3209-1111(区役所代表)に電話すると現在は休日窓口へ案内されるわけですが、こうしたことをコールセンターに回すことはできないのでしょうか。 いずれにしても、「区へのお尋ねは、3209-9999なら、休日や夜間でも対応しています」と、周知徹底し、区民サービスの向上に努めるよう要望します。     ②「イクボス」研修について 研修や自己啓発について、どのような方(職員か、管理職か)がどのような研修を受けているのか、お聞かせ下さい。 子育てをする男性が「イクメン」と呼ばれ、耳に馴染み、社会的にも定着してきた。「イクメン」が妻を支え、大いに子育てに活躍している話を耳にする機会が多くなりました。その反面、「うちの会社でそれをやったらクビか、良くて閑職行きだよ。」とため息をつくお父さんの諦め声も多く聞きます。働く女性を支え、育児に積極的な父親を増やすことが少子化改善には欠かすことができなのに、深夜まで働かざるを得ない父親や仕事を諦めざるを得ない母親が後を絶たないのが現状です。そんな父親やマタハラに苦しむ女性の救いになる取り組み、「イクボス養成」が広がっています。最近では、小池都知事が取り上げたのを機に、注目を浴びています。 そもそも「イクボス」とは、子育てに理解があり、部下に積極的に子育てに参加させる上司のこと。イクボス養成講座では、「部下やその妻の妊娠報告や育児休暇の申請の際、どのように対応するか。」「長時間労働を美徳とする管理職世代の意識を変えるには。」など、講義やディスカッションを通じて、子育てへの理解を深めていく運びです。 また、「上司が部下の家族や私生活にも配慮すれば、部下のストレスが減って能力が上がり、それに併せて会社の業績も上がる。」としたデータもあり、会社側も注目しているとのこと。人口減少に歯止めがかからない現在、少子化対策は待ったなしです。総合的な取り組みが必要なことは言うまでもなく、都も小池知事がスピード感を持って取り組む構えの様子、区はこうした動きをどのように捉えているのか、お考えをお聞かせ下さい。 区も、少子化対策などの大きな枠で考えた職員研修を行う必要があると思います。計画的で実効性のある研修や自己啓発のプログラムになるよう、意識をもっていただくように要望します。     ③防災訓練について 防災訓練について、いくつかお伺いします。以前、私たちの会派の志田議員が「ペットの避難」について、質問をしたことがありました。ペットと一緒に避難訓練をしたり、冊子にてマニュアルも作られており、取り組みはしているとのことでした。ですが、私が先日に地域の防災訓練に出たところ、犬や猫がかごに入れられ、体育館のあちらこちらに置かれている状況でした。「ペットは家族と同様」との気持ちも十分に分かります。しかしアレルギーなど持つ方には死活問題にもなりかねず、事前に対応をしっかりしておく必要があると感じました。それこそ災害時に様々なストレス下に置かれた状況で、事前にそうした訓練や周知がなされていなければ、すったもんだするのは目に見えています。そうしたことがないよう、訓練の時だからこそ、町会など地域組織任せにするのではなく、然るべき職員がしっかり指導する必要があると考えますが、区のお考えをお聞かせ下さい。 先日、あゆみの家の避難訓練を見る機会がありました。食料や水、燃料などの備蓄品はもとより、発電機や簡易トイレ、担架なども運び込まれていました。「物はあるから大丈夫、いざという時も安心だろう。」と思われるでしょうが、訓練したらそうではないことが分かりました。「トイレは健常者仕様なので、ここでこれを使えるのは職員だけです。」「発電機はなかなかエンジンがかからない。燃料備蓄も数時間分では、人工呼吸器を使っている利用者は1日も持たない。」「担架のシステムが複雑で、説明書の字も小さく読むのもままならず、すぐに使用できなかった。」「そもそも避難路のスロープが地震に耐えられるかが心配だ。すべり台の利用は難しいだろう。」と、様々な問題点が分かりました。訓練してできるようになっていくもの、訓練により問題が分かり改善されていくもの、それぞれあると思いますが、区内の様々な施設などでどのような防災訓練が行われているか、把握していますか。 また、あゆみの家での例ではないが、問題が分かったときに迅速に対処できているのか、区の対応をお聞かせ下さい。     ④選挙における、大学構内、駅構内などへの出張期日前投票所の設置について 7月の参院選で、様々な地域において、大学構内に期日前投票所を設置しました。新たに選挙権を得た18、19歳を含め、若年層の投票率アップが狙いとのこと。それぞれの地域で、学生有志や市民からの要望を受けて開設を決め、投票立会人は学生が交代で務め、地域や行政の負担にならないよう努めたといいます。そうした経緯の下に実施されたようですが、そうした要望は新宿区ではなかったのでしょうか。 予算委員会では「区内大学に通う学生は区民も少なく、該当地域としての選挙権も持っておらず、かえって混乱するのでやらない方が良い」ということでしたが、意識啓発という点からも効果があるものと思いますがいかがでしょうか。新宿区は多くの大学を抱えています。そうした環境からも大学構内での期日前投票所の設置を、学校や学生と連携をとり、検討していくことも必要と考えますが、改めていかがでしょうか。 次に、他会派の総括質疑にもありましたが、「駅の多い区でもあり、人が多く通行する駅構内にポスター掲示板の設置も検討せよ」とのことでした。同様の考え方で、これも7月の参議院選挙において、色々な自治体の試験的な取り組みとして、駅構内に期日前投票所を設置しました。「改札を出て30秒で投票所」「駅チカ投票所」などと銘打ったキャンペーンも功を奏したようで、大きな効果も得られたとのことです。「出勤前や仕事帰り、遊びに行く前に投票できたので棄権せずに済んだ」と有権者からも大好評だったようですが、区として駅構内の一角を借りての期日前投票所の設置をどのようにお考えか、伺います。    

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