教育格差を全力でなくす

2014年06月27日

授業全国学力調査の分析で、「親の所得や学歴が子どもの学力に大きく関係する」という結果が出た。   俗に言う教育格差だ。   しかし、家庭の格差を乗り越えた学校が存在するのも明らかになった。   こうした学校では、 ①小中連携に力を入れている。 ②教師間、学校間の連携が良い。 ③家庭学習をしっかりさせる。 という3点が共通事項だ。   ①では、行事や教員の交流より、生活や学習指導方針の共有に重点が置かれた。   ②では、授業を見せ合い、教え合う、現場研修を重視した。   ③では、子どもが分からないことや関心事を調べ、ノートで毎日提出する。それをしっかりと教員がコメントを書いて返すことを徹底した。   全て、普通のことのようにも思えるが、なかなかできないのが現実のようだ。 もちろん学校だけで格差を解消できるわけではなく、保護者や地域もしっかり連携しての結果であろう。   いずれにしても、家庭の環境で学力が左右され、格差が連鎖していくのは全力で防がなくてはならない。 次世代のことを考え、社会全体で多角的に取り組む必要がある。    

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